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契約ではなく |
リリー・マリル兄妹の表紙が可愛い新刊。
前巻で検定を装った魔法律強化合宿メンバーに選抜されたロージーと、
冥王との契約に臨むムヒョとの両サイドからストーリイが進められる。
無期限休暇を言い渡されたロージーは、無事ムヒョの助手に戻れるのか。
ムヒョは地獄の六王のひとり、冥王ルアラリエを下すことができるのか?
ホラー感は少々薄いが、鬼気迫る戦いや迫力、より活き活きした
キャラクタアの活躍が見られる、読みがいのある文句無しの1冊だ。
そこかしこに見どころのある、魅力溢れる巻。
ムヒョが小さな体にどれだけの力を持つのか、どんな思いで居るのかが、垣間見える。
ヨイチ、ビコとのコンビネーションも魔法律学校時代を思わせて微笑ましい。
また、なんといっても特筆すべきはロージーの成長だろう。
ムヒョのためにと戦ってきたロージー。自分に自信の無かったロージー。
合宿中に起きたトラブルによる生死に関わる戦いのなか、エビスの言葉に、
かれは自分の立ち位置に気づきはじめて……
絆で結ばれた仲間というのはいいなぁと思わせるものがある。
作者の画風と、時にリリカルなコマ運びで、その魅力が最大限に生かされている。
☆5つ。2ヶ月後の次巻も待ちどおしい。
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